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プレスリリース

IBM System xサーバ、Fusion-io、SANsymphony-Vにより
HDD構成1ラック分の性能を4Uで実現
先進的なストレージソリューション「I/O Monster」発表
IBM DB2/Oracle/Microsoft SQL Server/Microsoft Exchange Serverなどの
高速なI/Oトランザクションを必要とするTier-1アプリケーションに最適なソリューション

2013年5月10日
アセンテック株式会社


 仮想デスクトップトータルソリューションベンダーであるアセンテック株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:佐藤 直浩、以下アセンテック)と、ストレージハイパーバイザー製品をグローバルで展開するデータコア・ソフトウェア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ピーター トンプソン)は、ハードウェアとしてIBM System xサーバならびにFusion-io ioDrive、そしてストレージ仮想化ソフトウェアとしてDataCore SANsymphony-Vを組み合わせた先進的なストレージソリューション(通称:I/O Monster)を、本日より提供開始することを発表します。
 本製品について、日本IBMと共同で検証を実施し、エンタープライズ利用で要求される高可用性を満たしながら、Tier-1アプリケーションに耐えうるIOPS数値を発揮するなど、HDD構成ラック分相当の性能をわずか4Uのスペースにて提供可能であるという検証結果を得ることができました。

 クラウドや仮想化の普及によりストレージの重要性はこれまで以上に拡大しており、業務の効率化に直結するディスクI/Oや転送速度といった性能面の要求はこれまでになく厳しくなっています。また、障害時も業務を滞りなく継続する耐障害性も併せて重要となっています。しかしながら、こういった厳しい要求により、ストレージへの投資が増大し、これがITインフラの大きな課題となっている企業も多くなっています。

 このたび、こういったストレージに対する要求を満たし、エンタープライズ向けとされる高性能なストレージを、より身近にかつ従来よりも効率よく顧客に提供できるソリューションとして、今までのHDDをはるかに超えるディスクI/O性能と、消費電力の低さが大きなメリットであるFusion-io ioDriveシリーズと、ストレージハイパーバイザ・ソリューションとしてグローバルで実績のあるSANsymphony-Vを組みあわせた先進的ソリューション「I/O Monster」が生まれました。

 今回の検証にて、この「I/O Monster」の利用により、Fusion-io ioDriveシリーズの特性を継承しつつ耐障害性の確保が可能であることが明確となりました。SANsymphony-VとFusion-io ioDriveシリーズを組み合わせることで障害に強く、かつディスク性能が高いという構成が実現可能となります。

 また、SANsymphony-Vの機能を活用して、単体の内蔵ストレージでは実現できない機能を実装することが可能となります。柔軟な構成変更、容量スケールアウト、遠隔地レプリケーション、複数世代のスナップショットなどの機能を駆使することにより、顧客の要求、業務の継続性の提供も実現します。しかもわずか4Uというスペースでこの性能を実現しており、ストレージのためのスペースや電力の削減が可能となります。

 この「I/O Monster」は、IBM DB2/Oracle/Microsoft SQL Server/Microsoft Exchange Serverなど、高速なI/Oトランザクションを必要とするTier-1アプリケーションに最適なソリューションです。また、同様に高速なI/Oトランザクションが要求される仮想デスクトップ環境にも最適です。これに加え、UNIX環境でのFusion-io製品利用ニーズも満たすことが可能となります。

コメント

日本IBMは、アセンテック社の「I/O Monster」の発表を歓迎します。「I/O Monster」とIBM System x により、高速かつ可用性の高いI/O処理を実現するとともに、省スペースで省電力なIT環境の実現を支援します。今後、IBM Flex Systemへの展開、「IBM 折紙付構成」と「I/O Monster」の連携を強化し、高速で信頼性の高い仮想デスクトップ環境を提供していきます。
日本アイ・ビー・エム株式会社
理事 システム製品事業 システムx事業部長
小林 泰子


“Fusion-io is pleased to collaborate with innovators like Ascentech to accelerate solutions like I/O Monster,” said Tyler Smith, Fusion-io Vice President of Alliances. “By working with leaders like IBM and DataCore to architect powerful systems running on Fusion ioMemory, Ascentech providescustomers with consistent, ultra low latency performance for their applications.”
Fusion-io社のアライアンス担当VP、タイラー・スミスは、今回の協業によるソリューションの提供に関して次のように述べています。 フュージョンアイオーは、I/O Monsterの様な先進的なソリューションで、アセンテック社と協業出来ることを心より歓迎いたします。データコア社、IBM社と共同で、ioMemoryを用いた高性能なシステムを設計することにより、アセンテック社は矛盾の無い、超低レイテンシーの性能をお客様のアプリケーションに提供することが可能となりました。
 





データコア・ソフトウェアについて

DataCore
米国フロリダ州に本拠をおくDataCore Software Corporationは、1998年の設立以来、ストレージ仮想化の先駆として高度な可用性を誇る製品開発を継続し、小規模から大規模な構成まで、あらゆるユーザーのストレージ仮想化ニーズを満たす先進のソフトウェア製品ストレージハイパーバイザーを提供しています。DataCore Softwareのソリューションは、ストレージのイニシャルコストを削減し、ストレージ要件や運用を最適化し、また顧客のシステム投資を保護し、柔軟で段階的な拡張を実現します。製品は、パートナーを通じて提供され、世界各国で多数のユーザー企業のストレージ環境を改善しています。データコア・ソフトウェア株式会社は、その日本法人として2000年に設立され、国内での販売、マーケティング、サポートを行っています。

Fusion-ioについて

Fusion-io
Fusion-ioは、あらゆるデータの高速化に貢献します。当社のFusion ioMemoryプラットフォームは、データベース、仮想化、クラウド コンピューティング、ビッグ データ、および現代の経済や日常生活に欠かせないアプリケーションを高速化します。 Fusion ioMemoryは、ハードウェアとソフトウェアを統合することによって従来のアーキテクチャや専用ハードウェアの制約を克服し、小規模なオンライン ショップ、世界最大級のデータ センター、主要なソーシャル メディア、フォーチュン グローバル500に選ばれた企業など、あらゆるビジネスでデータ処理の高速化に貢献します。

アセンテック株式会社について

ascentech
アセンテック株式会社は、世界のVDI市場をリードするcitrix社および、米国を始め各国で高いシェアを誇るWyse社の一次代理店です。これと同時に、USBキー一本で簡単シンクライアント化「Resalio Lynx」、VDI環境における印刷課題を解決する「ThinPrint」等を取り扱い、仮想化インフラの設計、構築も含め、「VDIトータルソリューション」カンパニーとしてお客様に付加価値の高いソリューションを提供しています。




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