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プレスリリース

ソフトウェア・ディファインド・ストレージのグローバルリーダー
「NexentaStor」、国内販売開始
一般的なサーバハードウェアで高い可用性、拡張性、管理性を提供する
ユニファイドストレージを構築
増加し続けるストレージ環境の課題を低コストで解決

2014年5月13日
アセンテック株式会社


 アセンテック株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:佐藤 直浩)は、Nexenta Systems,Inc.(ネクセンタ)社 (本社:米 カリフォルニア、以下Nexenta)と代理店契約を締結し、ソフトウェア・ディファインド・ストレージシステム「NexentaStor」の国内販売開始を発表します。

 Nexentaは、2005年に設立された新興ストレージベンダーであり、本社はカリフォルニア州サンタクララにあります。ソフトウェアディファインド・ストレージ製品をグローバルで展開するストレージに特化したソフトウェアベンダーであり、拡大し続けるストレージ市場において、その高度な可用性や拡張性、管理性において市場の支持を急速に集め、現在において、5,000以上の商業ライセンスのユーザを獲得しています。そのユーザは政府関係、金融、教育、IT、製造などのエンタープライズ企業等、グローバルにおける幅広い企業に展開しています。

 NexentaStorは、ZFSベースのソフトウェアディファインド・ストレージソリューションであり、ハードウェアに依存しない、ユニファイドストレージです。
 NexentaStorは、極めてコスト優位性が高く、エンタープライズクラスにおけるストレージと比較し、50%以下のコストで同等以上のシステムを実現することが可能です。これに加え、ディスクの追加やプロセッサのアップグレードを実施することにより、容易にシステムの容量拡張やパフォーマンス向上が実現できるので、これらにより70%以上のTCO削減が可能となります。また、基盤となるZFSファイルシステムは、16エクサバイトに対応し実質無制限のファイルシステムおよびファイルサイズであり、インラインでの重複排除/圧縮や、世代数制限の無いスナップショット取得により、エンタープライズクラスのストレージソリューションに要求される高度な拡張性を、非常に容易に、低価格で実現します。

 NexentaStorの製品シリーズは、8TBより、容量毎のベースライセンスが用意されており、8TBライセンス(初年度サポート込み)で、418,000円の標準提供価格となっています。
 アセンテックは、NexentaStorの国内唯一のディストリビュータとして、システムインテグレータを通して販売し、初年度50ユーザへの販売を目標とします。
Nexenta

ストレージシステムの課題とNexentaStorのソリューション

 エンタープライズ企業におけるストレージは現在、爆発的に増え続けており、18ヶ月毎に倍増していると言われています。年平均62%ストレージ増加率に対し、企業のIT予算は年2%の増加に留まっており、多くの企業は、厳しい投資環境のもとで、データの爆発的な増加への対応が要求されています。さらに、さまざまな仮想環境やI/O要求への対応、クラウド環境とのシームレスな連携などの課題解決も要求されています。
 こういった環境のもと、コスト効率の高いユニファイドストレージのニーズが高まっており、異種ストレージを効率よく統合可能であり、継続的拡張を前提とした豊富な機能を持つNexentaStorは、市場の要求をより高度に満たす先進ソリューションとなっています。また、容量拡張やシンプロビジョニング、DR対応も容易であり、これらの機能をオープンな技術をベースに提供しています。NexentaStorは、拡大し続ける市場に低価格で対応する真に仮想化されたストレージソリューションであり、運用管理コストを抑えつつ、あらゆるストレージ課題の解決を可能にするソリューションとなっています。

NexentaStorの機能/特長

  • ニーズに合わせてハードウェアを選択し無駄のないストレージの構築が可能
    • 既存のクラウドインフラ用共通サーバと同じHWにJBODを組合せ運用/保守も含めて低コストなクラウドバックエンドストレージを構築
    • サーバ+SSDによる安価なオール・フラッシュストレージの構築
    • サーバ+高密度ディスクエンクロージャによる安価な大容量バックアップ/アーカイブストレージ構築
  • NAS(NFS、CIFS、WebDAV、FTP)とSAN (iSCSI、Fibre Channel)に対応したフレキシブルなユニファイドストレージ
  • 細やかな設定により異なるアプリケーションのストレージの統合/集約が可能
    シェアフォルダ毎に個別にキャッシュ(DRAM/SSD)の使用設定や圧縮/重複排除設定、書込み動作(同期/非同期)、ブロックサイズの設定が可能
  • クラウド環境に対応
    • OpenStack/CloudStack用ブロックストレージに対応
    • CloudArchiveオプションによるクラウドストレージへのアーカイブ機能 (OpenStack、Amazon S3 、Google)
  • 大容量ボリュームの運用で定評のあるZFSファイルシステムを採用
  • 最大512GBの大容量メモリに対応し大容量キャッシュとして使用可能
  • ハイブリッドストレージプール (DRAM、SSD、ハードディスク)
  • SSDによるリード/ライト性能の向上
  • インライン処理による重複排除/圧縮によるデータ量の削減
  • 世代数制限の無いスナップショットとコピー・オン・ライトによるクローン
  • リプリケーション(Block/File)によるバックアップ、ディザスタ・リカバリー対応
  • HAクラスタ構成をサポート
  • 管理者への負担の少ない直感的なGUIによりブロックストレージ/ファイルストレージ/データサービス/システムの監視等へのアクセスが可能。
  • NFSネームスペースクラスター(Name Space Cluster Plug-in)
  • サイト間クラスター構成 (Metro-HA)

ZFSファイルシステムの特徴

  • 128-bit ファイルシステム
    16エクサバイトに対応し実質無制限のファイルシステムおよびファイルサイズ
  • インラインでの重複排除/圧縮
  • ハイブリッドストレージプール
    DRAM(ARC)、SSD(ZIL/L2ARC)およびハードディスクによるストレージプールの構成
  • 世代数制限の無いスナップショット取得
    スナップショットイメージの検索機能を統合。専用領域の設定不要
  • ブロック及びファイルベースのリプリケーション(ZFS send/receive、rsync)
  • Copy on Write と強力なチェックサム機能によるエンド・トゥ・エンドのデータ整合性の維持(定期的な整合性チェックが不要)

管理インターフェイス:ステータス画面

直感的な管理インターフェイスにより、複雑化するストレージ環境の運用管理を容易にします。
管理画面

NexentaStor機能概要

NexentaStorは、エンタープライズクラスにおける従来の専用ハードウェアベースのストレージと比較し、50%以下のコストで同等以上のシステムを実現することが可能です。これに加え、ディスクの追加やプロセッサのアップグレードを実施することにより、容易にシステムの容量拡張やパフォーマンス向上が実現できるので、これらにより70%以上のTCO削減が可能となります。
機能概要

「NexentaStor」の販売について

販売開始 2014年5月下旬(予定)
販売経路 パートナーであるシステムインテグレータ経由
販売価格 418,000円 (8TBライセンス、初年度サポート込み/税別)〜
販売目標 初年度50ユーザ



アセンテック株式会社について

ascentech
アセンテック株式会社は、世界のVDI市場をリードするCitrix社および、米国を始め各国で高いシェアを誇るWyse社の一次代理店です。これと同時に、USBキー一本で簡単シンクライアント化「Resalio Lynx」、VDI環境における印刷課題を解決する「ThinPrint」等を取り扱い、仮想化インフラの設計、構築も含め、「VDIトータルソリューション」カンパニーとしてお客様に付加価値の高いソリューションを提供しています。また、ストレージ領域においても、グローバルで高い支持を集める“ハブリッドストレージソリューション”NimbleStorageや、Microsoftの『クラウド統合ストレージ』ソリューションStorSimpleを提供し、拡大し続けるストレージ市場にも柔軟に対応しています。





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