Windows環境最適化ツール、Citrix Workspace Environment Management

Citrix Workspace Environment Management（旧称：Norskale）は、Windowsのパフォーマンス、レスポンスを最適化し、ユーザエクスペリエンスの大幅な向上をもたらすWindows最適化ツールです。
Windowsであれば、物理環境、仮想環境のいずれにおいても対応しています。ユーザエクスペリエンス向上のみならず、仮想環境（VDI/SBC）であれば、リソースの劇的な最適化により、サーバ集約率を大幅に向上し、ハードウェアリソースの削減に大きく貢献します。

Virtual AppsやWindows RDSのようなSBC環境では、個々のユーザによる強い負荷によって、システム全体に大きな悪影響が及ぶ可能性があります。Citrix Workspace Environment Managementは以下のような状況において、リソースを最適化することにより、システム全体への影響を回避し、より円滑な運用が可能となります。 一人のユーザが重いアプリケーションを利用することにより、同じサーバを利用するユーザ全体に影響を与えてしまう可能性があります。 Citrix Workspace Environment Managementによって、CPUとディスクIOを最適化することにより、ヘビーアプリ利用による悪影響を回避することが可能となります。 アプリケーションを開きっぱなしにしたり、ブラウザタブを多く開くことにより、知らないうちにシステムに重大な負荷をかけてしまいます。こういった場合に、Citrix Workspace Environment Managementにより、限られた物理メモリをアクティブ（実際に利用されている）なアプリに利用できるようになります。

PCへのログオンについて、さまざまなログオン項目の実行により、ユーザエクスペリエンスに悪影響を与えます。 Citrix Workspace Environment Managementは、ユーザプロファイル処理やポリシー最適化、ログオンスクリプトのパラレル処理などにより、ログオン時間を10秒から数十秒短縮短縮、わずか10秒から15秒程度のログオン時間を実現します。

バックグラウンドでのアップデートやアンチウィルスソフトの処理がCPUを圧迫し、アプリケーション処理が滞るため、ユーザエクスペリエンスの低下を招きます。 Citrix Workspace Environment Managementは、アプリケーション稼動時のCPUとディスクIO最適化により、アプリケーション操作感が大幅に向上します。

マルチユーザ環境におけるアプリケーションメモリ消費、CPU処理、ディスクIO処理の最適化により、平均約40%ものサーバ集約率向上が実現し、初期導入コストの削減や、ハードウェア増設コストの削減なども実現します。右図はVirtual Apps環境におけメモリ使用量のグラフであり、メモリ使用量が劇的に削減されているのが分かります。

低価格、シンプルな構成により容易な導入が可能です。
Citrix Workspace Environment Managementエージェントはドライバを一切使用しないため、ドライバによる競合が発生せず、さらに、システムが不安定になることもありません。

Citrix Workspace Environment Management Brokerの サポートOS	Windows Server 2003, 2008, 2008R2, 2012, 2012R2
サーバ1台 （最大3000ユーザー） のスペック	4vCPU、8GB RAM、80MB以上のディスク空き容量
管理コンソールの サポートOS	Windows Server 2003, 2008, 2008R2, 2012, 2012R2、Windows XP SP3〜Windows 8
動作必須スペック	2GB RAM、40MB以上のディスク空き容量（インストール時は100MB以上）
Citrix Workspace Environment Management Agent Hostの サポートOS	Windows XP SP3以降Windows Server 2003以降
Citrix Workspace Environment Managementのサポート するデータベース	SQL Server 2005以降、データベースサイズは50MB以上