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HPE Nimble Storage導入事例 - 株式会社マーベラス様

CG、4K映像など大容量化が進むエンターテイメントの制作現場。膨大なデータを常時取り扱う社内システムを、HPE Nimble Storage HF40で最適化

導入の背景

コンテンツの大容量化に伴い、数年前に設計された既存のシステム環境ではファイルサーバーの容量が足りなくなり、キャパシティ プランニングが破綻寸前だった。

選定理由

当時の最新モデル(HPE Nimble Storage HF40)にもかかわらず、他社提案よりも圧倒的に低コストだった。かつ、重要な要件である可用性も99.9999%という高い稼働実績があった。

導入製品・サービス


制作の現場で増え続ける大容量データ群を快適に支えるストレージ環境の構築へ

ロゴ ゲームアプリ/ソフトの開発から、ゲームやアニメのキャラクターたちを舞台化した“2.5次元”と呼ばれるライブ エンターテイメント、音楽映像など、エンターテイメント事業を幅広く展開する株式会社マーベラス(以下、マーベラス)の社内システムには、ひとつの課題がありました。それが、4K/8K 映像に代表される、コンテンツの大容量化です。

数年前に設計された既存のシステム環境ではファイルサーバーの容量も足りなくなり「キャパシティ プランニングが破綻寸前だった」と、管理統括本部 情報システム部長 兼 デジタル基盤管理グループ マネージャーである前田 浩二氏は振り返ります。

「従前のシステム環境では、データセンターのサーバーラック内のスペースも、電源容量も飽和状態になっていました。
ファイルサーバーとして使用するストレージの容量も不足しており、社内の各部門が独自にNAS (Network AttachedStorage)を設置して使用するのを止められない状況にありました。こうした環境から一刻も早く脱して、ストレスのない業務環境と、ゲームやキャラクターといった大切なIP 資産の円滑な管理を実現することが急務でした。」

これまでの常識を覆す充実の機能と他社提案を圧倒していた低コスト

前田 浩二 氏
管理統括本部
情報システム部長 兼 デジタル
基盤管理グループ マネージャー
前田 浩二 氏
2018年に既存システム環境の更新時期を迎えると、マーベラスでは複数のストレージソリューションを比較検討。各社から提案を受けますが、前田氏は「アセンテックから提示されたHPE Nimble Storageの提案内容が、他社を圧倒していた」と話します。

「Nimble Storageについてはヒューレット・パッカード エンタープライズ社(以下、HPE)の傘下に加わる以前からアーキテクチャが優れているという印象があり、興味を持っていました。しかも驚いたことに、アセンテックが提示してきた金額は、当時最新のモデル(HF40)であるにもかかわらず、他社が提案してきた予算とは比較するまでもないほど、圧倒的な差でした。」

マーベラスの情報システム部が、当時最新のNimble Storage HF40の機能として特に期待していたのは次の4点です。

  1. データを圧縮しながら、シーケンシャルにHDDに書き込む独自の特許技術「CASL(キャッスル):CashAccelerated Sequential Layout」
  2. ファームウェアの更新中でもHDDを停止させないトリプル+パリティRAIDによる高い信頼性
  3. HF40から搭載された「重複排除」
  4. システムの予兆管理を実現するクラウド型マネジメントシステム「Nimble Storage InfoSight」

「最初に魅力を感じたのは、ランダムに書き込まれるデータをDRAMにいったんキャッシュして、圧縮を行った上で、シーケンシャルにHDDに書き込んでいく『CASL』という技術でした。そして、当社にとって一番大切な要件である可用性も99.9999%という稼働実績が提示されており、ファームウェアの更新を行っている際でもシステムが停止しないという機能は、とても重要でした。」(前田氏)

カタログスペック通りのIOPS110,000 1年間トラブルゼロの高信頼性

こうした高い期待を受けてNimble Storage HF40の採用はスピーディーに決定。2018年7月に、国内ファーストユーザーの1社として運用が開始されると、約1,000ユーザーが日々活用するファイルサーバーとして期待通りのパフォーマンスを発揮したと前田氏は説明します。
「導入検討時にテストを行い、カタログ通りの処理速度が発揮されることは確認していました。そして、実際に運用を開始したところ、各部署のユーザーから『前より速くなった』という声まで聞こえてきました。データの大容量化が進んでいる中にあって、ストレージの処理速度が上がったことを体感できるというのは、とてもすごいことです。しかも運用を開始してから約1年、システム停止などのトラブルはまったく起きていません。すべて期待通りでした。」
Nimble Storage

期待以上の効果を発揮した「重複排除」と「圧縮」メーカーとしての実直な姿勢に共感

さらに前田氏たちを驚かせたのが、新たに登場した「重複排除」の機能でした。現場でシステムの運用・管理を行っている同 デジタル基盤管理グループ 三上 涼氏は、次のように話します。
「正直、最初にこの機能のことを聞いた時は、それほど期待していませんでした。そのため、ストレージの容量に多少の余裕を持って設計したのですが、実際に運用を開始してみると、驚くほど効果的に機能しています。おかげでストレージの容量は、1年経った今でも十分すぎるほどの余裕があります。当社のように、動画データなどを大量に扱う企業には、とても有効な機能だと思います。」
また、制作の現場では圧縮が効かないデータが膨大に存在しています。そして、こうしたファイルに手を加える度にファイル名を変えて複数保存されていくことが日々行われており、ストレージの容量が圧迫されていました。
「『重複排除』機能のお陰で、複数のファイルを保ったまま物理的には1つのファイルにまとめられるため、データ量の増加が大幅に抑えられます。台数を売りたいはずのメーカーがここまでデータ容量を節約する機能を提供してくれることに、ユーザーへの誠意さえ感じました。」(前田氏)

サーバーもHPE製に切り替えてInfoSightを通じた安心運用へ

三上 涼 氏
管理統括本部
情報システム部
デジタル基盤管理グループ
三上 涼 氏
さらに、マーベラスの社内システムの今後の方向性を大きく変えることに貢献したのが、システムの予兆管理を実現するクラウド型マネジメントシステム「InfoSight」でした。
「Nimbleは今日まで、トラブルゼロです。そのためInfoSightの予兆管理について劇的なエピソードはまだありません(笑)。それでも従来は認識できなかった “スナップショットのゴミ” がたまっているから削除した方がいい、といった通知がされるなど、予兆管理の恩恵を少しずつ実感しているところです。」と三上氏。
また、前田氏はInfoSightの存在が、ビジネスのスピード感にもつながっていると続けます。
「従前のシステム環境では、トラブルが発生した際には、何が起きているのか把握することもできず、急いでベンダーに連絡するしかありませんでした。しかし今は、高度な専門知識を求められることなく、InfoSightの管理画面を通じて、ある程度までは社内のメンバーだけで運用保守が行えるようになっています。これは大きな安心感につながっており、さらにビジネスのスピード感にも大きく影響しています。」
HPEのサーバー管理もInfoSightに統一されていくというロードマップを把握したマーベラスでは、社内のサーバーもHPE社製に切り替えていく方針を決めています。
「これだけ便利な機能を最大限に活かしていくために、HPEの製品で統一していくことは当然の選択でしょう。」(前田氏)

もっとも大切なことは、“人のつながり”熟達したパートナーがいる安心感

前田氏は最後に、今回のプロジェクトが十分な成果を生んだ背景には “人の力” があったと強調します。
「当社がNimble Storage HF40の導入を決めた理由は、機能や価格の評価だけではありません。日常の業務に欠かすことのできない重要なシステムを構築するには、その製品やサービスを熟知したパートナーの存在が欠かせません。その点HPE社のNimble担当のチームは、非常に製品への熱意に溢れる人ばかりでしたし、パートナーであるアセンテックも “お客様視点” でサービスを考える文化が行き渡っており、技術担当者が、私の質問にその場で答えてくれたおかげで非常にスピーディーに話をまとめることができました。今後も変わらないサポートを期待しています。」
システム構成図

お客様情報

お客様名 株式会社マーベラス
所在地 東京都品川区東品川4-12-8 品川シーサイドイーストタワー
事業内容 株式会社マーベラスは『「驚き」と「感動」を世界に届ける新しいエンターテイメントの創造』を経営理念とし、オンライン事業、コンシューマ事業、音楽映像事業の3事業を展開。それぞれが制作・保有する多様なコンテンツを、事業のフレームを越えて有機的に展開することで、市場環境にフォーカスした高品質なエンターテイメントコンテンツとして、より迅速に多様なアプローチで市場へと供給しています。
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