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プレスリリース

東京都町田市役所がWyseシンクライアントを導入
二つに分離し運用管理が複雑化したクライアント環境。
セキュアに課題解決したWyseと仮想デスクトップ・ソリューション

2011年11月24日
株式会社エム・ピー・テクノロジーズ


 シンクライアントのトータル・ソリューションプロバイダーである株式会社エム・ピー・テクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 佐藤 直浩、以下 MPT)は、町田市役所のクライアント環境の仮想化プロジェクトにおいて、MPTの提供する「Wyse シンクライアント」が採用され、本格稼働開始したことを発表します。

 町田市役所では、シンクライアント導入以前のPCによる職員のデスクトップ環境に大きな課題を抱えていました。それは、セキュリティ上の理由により、一般のOA端末と専用の業務端末を分離させていたため、管理が非常に複雑化していたという点でした。このクライアント端末に関わる複雑さを解消し、さらなるセキュリティ性の向上を実現すべく、PC一部更改に合わせ、仮想デスクトップソリューション導入プロジェクトが開始しました。

 仮想デスクトップ・ソリューションはデスクトップ環境をサーバに集約し、イメージのみをクライアント側に配信するため、データがクライアント側に残らず、高いセキュリティ性を誇り、また、クライアント端末に対する運用管理業務が大幅に削減可能です。そのため、前述の課題を解決し、クライアント端末の一本化と、セキュリティ性の向上をもたらすソリューションとして大きく期待されました。そして、この仮想デスクトップソリューションに加え、シンクライアント端末の導入も併せて検討されました。

 既存のPCではなく、シンクライアント端末の導入を推進した理由として、そのセキュリティ性の高さがあげられました。それは、地方自治体として、さらなるセキュリティ性の追求のため、職員が手元に公用データを持たない環境の確立を目指しており、シンクライアント端末は自機に記憶媒体を保持せず、データがサーバ側に集約されるため、仮想デスクトップ・ソリューション+シンクライアント環境の構築を推進することとなりました。

 シンクライアント導入にあたっては、既存環境との整合性が要求されました。そのひとつとして、個人認証カードによるアクセスコントロールの利用があげられました。Wyseはこの点もクリアするとともに、OA環境と業務環境という二つの業務環境の切り替えの容易さ、さらにコスト面も含め高い優位性があり、最終的に入札を経て導入が決定しました。

 仮想デスクトップ・ソリューション導入により、当初の想定通り、クライアント端末の一本化が実現し、運用管理負担が大幅に減少しました。また、Wyseシンクライアントの導入により、端末設置にかかる作業が激変するなど大きなメリットがありました。
MPTは初期の段階から、Wyse社C10LEを提案し検証を支援するとともに、運用面における課題解決に取り組みました。具体的には、Wyse導入にあたり、認証カードと連動した設定ファイルの管理運用面の課題に対し、独自に管理ツールを開発し提供を行いました。こういったMPTの柔軟な対応も評価されています。

 今後も老朽化端末について随時、シンクライアント端末に更改を実施し、最終的には庁舎内3,000台の端末の大部分をシンクライアント化を予定しています。
 MPTは今後も、仮想デスクトップ・ソリューションの提供により、自治体や官公庁を始め、企業等におけるデスクトップ環境最適化に取り組み、セキュリティ性の向上や運用管理面の効率化によるITコスト削減、またグリーンITの実現に貢献してまいりたいと考えています。

Wyseシンクライアント


■ 東京都町田市
町田市は、多摩川以南に位置する商業都市で、東京都の市町村では八王子市に次いで2番目に多い約42万人の人口を抱えます。町田市の中心地には 大型商業施設が集まり、市の北部は多摩丘陵による丘陵地帯で、この一帯には自然や田園風景が豊富に残っています。

庁舎所在地: 東京都町田市中町一丁目20番23号
人口: 427,287名(2011年8月1日現在)
世帯数: 181,033世帯(2011年8月1日現在)



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