Wyse VDA(Virtual Desktop Accelerator)は、WAN環境におけるクライアント~データセンター間の画面転送データ遅延を解消し高速化する仮想化ソフトウェアです。
画面転送型のネットワークプロトコルが最大3倍まで加速。遠隔地に位置するエンドユーザの生産性とユーザービリティが大幅に改善します。
遅延の大きなネットワークにおける問題
従来のTCP/IPベースのプロトコルでは、遅延の大きなネットワークの場合、
画面転送にも遅延が生じてしまう。
Wyse Virtual Desctop Acceleratorの場合
60~70msec以上の遅延のあるネットワーク環境において、UDPベースプロトコルの
ICA/RDP画面転送を実行することで、ユーザの操作性低下を防ぐ。
「Wyse TCX Multi-Display」は、シンクライアント環境でマルチディスプレイの使用を実現。証券会社、医療機関、コールセンターなど、シングルディスプレイでは業務効率の悪い業種でも導入が可能になります。
Wyse TCX Multi-DisplayはRDP/ICAデスクトップ接続が拡張されて稼動するため、一つのデスクトップ画面を4つのモニターまで拡張することが可能です。
Case-1:銀行・証券などのトレーディングルーム
銀行や証券会社などのトレーディングルームでは、複数ディスプレイで常にいくつもの相場を監視する必要があります。セキュリティ面で万全なシンクライアント環境のもと、デュアルモニタを実現します。
Case-2:病院などの医療機関、研究機関など
医療機関は電子化が進んでおり、多くの画像やデータを複数のモニタで確認しながら診療を進めることが求められます。例えば、患者のカルテとレントゲン画像を見るなどの時に、デュアルモニタが力を発揮します。
Case-3:オフィス環境
通常オフィス環境でも複数モニタを利用することにより、開発業務や事務作業などの作業効率が向上します。
これまでシンクライアントソリューションにおいて困難だったマルチメディア利用を可能にした「Wyse TCX Multimedia」。フルマルチメディア再生能力を提供することにより、シンクライアント環境下で大きな制限のあったeラーニング等の社内トレーニングや企業内コミュニケーションのためのマルチメディア利用を現実のものといたしました。
「Wyse TCX USB Virtualizer」の搭載によりシンクライアント環境では困難だったFelicaを含む各種カードリーダーなどのサポートを実現!USBデバイスが直接仮想PCに接続されている状態を作り出すため、シンクライアント環境におけるプラグアンドプレイが可能になります。
「Wyse TCX Rich Sound」は、シンクライアント環境における音声リダイレクション(音声通話等)をサポートするソフトウェアです。Wyse TCX Rich Soundを導入することにより、シンクライアント環境(RDP/ICA画面転送型)における音声リダイレクションの利用が可能となります。シンクライアント上に接続された音声認識デバイス(ヘッドセット等)を仮想環境上で認識し、ソフトフォンなどのアプリケーションを利用することが可能となります。