導入事例 - ソリトンシステムズ様

導入の背景
ソリトンシステムズのITサービスセンタ部では、自社セキュリティ製品の運用監視やインシデント対応を24時間365日体制で提供していました。従来はオペレーターごとに物理PCを割り当てて運用していましたが、Windows 11へのリプレースを機に、端末更改に伴うキッティング作業の増大、設置スペースの逼迫、端末トラブル発生時の現地対応など、多くの運用課題が顕在化していました。
また、派遣社員や業務委託スタッフの入れ替わりが多く、継続的な端末設定や再キッティング作業も管理者の大きな負担となっていました。
また、派遣社員や業務委託スタッフの入れ替わりが多く、継続的な端末設定や再キッティング作業も管理者の大きな負担となっていました。
選定理由
・物理PCと同様のシンプルな運用が可能
・設置スペースを大幅に削減
・自社セキュリティ製品との高い親和性
・設置スペースを大幅に削減
・自社セキュリティ製品との高い親和性
導入効果
・端末更改・キッティング工数を大幅に削減
・集中管理による運用保守負荷の軽減
・自社製品との連携により、セキュアなハイブリッドワークを実現
・集中管理による運用保守負荷の軽減
・自社製品との連携により、セキュアなハイブリッドワークを実現
導入製品・サービス
カタログPDF
24時間365日の運用現場を悩ませていた、
物理PCの設置スペースとトラブル対応の負荷
ソリトンシステムズ様の「ITサービスセンタ部」では、同社セキュリティ製品のインシデント受付や運用業務を対象サービスに応じて24時間365日体制で提供しています。従来、この現場で稼働するホストPCは、オペレーター1人に対して物理デスクトップPCを1台割り当てる形で設置されていました。
最大の転機は、Windows 10サポート終了に伴うWindows 11へのリプレースでした。複数台のPCを一括で更新する必要があり、従来型の個別キッティングでは対応工数が膨大になる懸念がありました。
さらに、派遣社員や業務委託等の流動的なスタッフも多く、端末の再設定や再キッティング作業が継続的な運用負荷となっていました。
服部氏は当時の課題を次のように振り返ります。
「大量の物理PCを配置していたため保管場所の確保だけでも大変でした。さらにトラブルの際は『現場の誰かが物理的にPCを確認して再起動する』といった対応が必要で、対応のために誰かが常にオフィスに待機していなければならず、運用保守の負荷も課題となっていました」
物理PC感覚で扱えるシンプル構造がもたらした導入決断

株式会社ソリトンシステムズ
ITセキュリティ営業統括本部
DXサービスソリューション本部
ITサービスセンタ部
服部 玲子 氏
導入のきっかけについて、光井氏は次のように語ります。
「別のプロジェクトでリモートPCアレイに携わっており、その情報をDXサービスソリューション本部の責任者に伝えた所、『この仕組みなら現在の運用環境が抱える課題を解決できるのではないか』との評価を受け、自社導入の検討が進みました」
その後、アセンテックによる勉強会が実施され、本格的な技術検証へと進みました。
「直感から始まったプロジェクトですが、検証を重ねた結果、求める要件を十分に満たしていることが確認できました。アセンテック様の営業と技術が一体となったサポートのおかげで、実務担当の服部へのバトンタッチもスムーズに行え、信頼感を持って導入へと舵を切ることができました」と畠山氏は語ります。
本プロジェクトにおけるシステムの必要要件は、主に以下の通りでした。
【必要要件】
- オペレーターが業務で使用するシステムやアプリケーションが、安定して動作すること
- 情報漏洩防止とアクセスの安全性を両立させるため、隔離領域を生成する自社製品「Soliton SecureWorkspace(以下、SSW)※1」を介して接続できる環境であること
※1:Soliton SecureWorkspace
PC上にデータを残さない隔離環境を構築するソリューションです。既存PCを活用して低コストで端末分離を実現し、自治体の「端末複数台持ち解消」を支援します。
物理PCの新規購入では解決できない、キッティングと設置スペースの壁
Windows 11へのリプレース検討当初、比較対象はVDIではなく「新規の物理デスクトップPC購入」でした。
しかし、物理PCをそのまま導入するだけでは、キッティングの手間や管理コスト、設置スペースという課題は解決されません。そこで検討されたのがリモートPCアレイです。
服部氏は物理PCと比較した際のリモートPCアレイの魅力を次のように語ります。
「物理PCをそのまま数十台導入した場合、施錠されたセキュリティルーム内にすべてを設置することはスペースの制約上不可能です。しかしリモートPCアレイであれば、1Uの筐体にすべてを集約し、施錠されたサーバーラックへまとめて収納できます。物理的な盗難や紛失のリスクをシャットアウトした上で、安全に集中管理できる点が非常に大きな魅力でした」
しかし、物理PCをそのまま導入するだけでは、キッティングの手間や管理コスト、設置スペースという課題は解決されません。そこで検討されたのがリモートPCアレイです。
服部氏は物理PCと比較した際のリモートPCアレイの魅力を次のように語ります。
「物理PCをそのまま数十台導入した場合、施錠されたセキュリティルーム内にすべてを設置することはスペースの制約上不可能です。しかしリモートPCアレイであれば、1Uの筐体にすべてを集約し、施錠されたサーバーラックへまとめて収納できます。物理的な盗難や紛失のリスクをシャットアウトした上で、安全に集中管理できる点が非常に大きな魅力でした」
数ヶ月の想定が「1週間」に!全台移行を完了させた驚異のスピード
服部氏は、キッティングスピードの向上について以下のように話します。
「SSWの各種設定やドメイン参加、デジタル証明書の割り当てなど、各カートリッジに対して個別に行わなければならない精密な設定項目が非常に多く、プロジェクト当初は数ヶ月かけて段階的に泥臭くキッティングしていくしかないと覚悟していました。しかし、アセンテック様に迅速かつ的確な技術サポートをいただけたこともあり、24時間365日の運用を止めることなく1週間という短期間で約30台分の移行が完了してしまいました。この圧倒的なスピード感には本当に感動しました」
「SSWの各種設定やドメイン参加、デジタル証明書の割り当てなど、各カートリッジに対して個別に行わなければならない精密な設定項目が非常に多く、プロジェクト当初は数ヶ月かけて段階的に泥臭くキッティングしていくしかないと覚悟していました。しかし、アセンテック様に迅速かつ的確な技術サポートをいただけたこともあり、24時間365日の運用を止めることなく1週間という短期間で約30台分の移行が完了してしまいました。この圧倒的なスピード感には本当に感動しました」
自席から数クリックで遠隔再起動。集中管理による運用負荷を軽減
リモートPCアレイの導入により、リモートKVM機能を活用した一括集中管理が可能となりました。万が一特定のカートリッジでフリーズ等の不具合が発生した場合でも、管理コンソールから状況を遠隔で把握できます。
服部氏は導入後の運用の変化について実感を込めて語ります。
「以前の物理PC環境では、OSのハングアップなどが起きるたびにPCを再起動してほしいという依頼が頻繁にあり、オフィス内の物理管理に手がかかっていました。それが今では、デスクからコンソールを操作して数クリックで遠隔から再起動ができるようになり、現場の物理的なトラブル対応を減少させることができました。管理者としての運用保守の負荷は軽減されています」
服部氏は導入後の運用の変化について実感を込めて語ります。
「以前の物理PC環境では、OSのハングアップなどが起きるたびにPCを再起動してほしいという依頼が頻繁にあり、オフィス内の物理管理に手がかかっていました。それが今では、デスクからコンソールを操作して数クリックで遠隔から再起動ができるようになり、現場の物理的なトラブル対応を減少させることができました。管理者としての運用保守の負荷は軽減されています」
SSWの隔離領域とSmartOnの本人認証による「二重の防御」

株式会社ソリトンシステムズ
パートナー推進本部 プロダクト推進部 担当部長
光井 一輝 氏
服部氏は二重の防御体制がもたらした柔軟な働き方の恩恵を次のように説明します。
「手元のクライアントPCはSSWの制御によって最低限の『データしか持たない端末』となっているため、自宅や外出先でも適切なセキュリティ対策のもとで業務が行えます。このSSWとSmartOnの組み合わせによって、様々なデータを預かるオペレーターに対しても、安全にテレワークを許可し、場所に縛られないハイブリッドワークを安心して提供できるようになりました」
※2:SmartOn
顔認証やSSOで利便性を損なわずにPCの本人認証を強化するソリューションです。パスワードレス化を推進し、自治体のセキュリティガイドライン要件に適合した安全でスムーズな業務環境を実現します。
物理PCの撤去がもたらした、オフィス環境の改善
ホストPCがサーバーラックへ集約されたことで、オフィスの自席には薄型ディスプレイとキーボード、軽量ノートPCのみを配置するスマートな環境が実現しました。
畠山氏は、オフィス環境が生まれ変わったことへの喜びを次のように語ります。
「オフィスの管理面から見ても、今回の導入効果を得られました。以前は、レイアウト変更のたびに重い物理PCを大量に配線し直す必要があり、配線トラブルやネットワークの不具合が多発していました。物理PCをラックに集約し、オフィスを実質手ぶらで動ける環境にしたことで、レイアウト変更に伴うインフラの引き直し作業等コストを大きく削減できました。これはオフィスの運用効率化として非常に価値が高いと感じています」
畠山氏は、オフィス環境が生まれ変わったことへの喜びを次のように語ります。
「オフィスの管理面から見ても、今回の導入効果を得られました。以前は、レイアウト変更のたびに重い物理PCを大量に配線し直す必要があり、配線トラブルやネットワークの不具合が多発していました。物理PCをラックに集約し、オフィスを実質手ぶらで動ける環境にしたことで、レイアウト変更に伴うインフラの引き直し作業等コストを大きく削減できました。これはオフィスの運用効率化として非常に価値が高いと感じています」
RPAや重要業務システム等、横展開も検討

株式会社ソリトンシステムズ
ITセキュリティ営業統括本部
DXサービスソリューション本部
ITサービスセンタ部 担当部長
畠山 格 氏
畠山氏は将来の拡張に向けた期待を次のように話しました。
「現在は主にオペレーターたちのホストPCとしての利用が中心ですが、将来的にはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の実行環境として数台のカートリッジを割り当てたり、特定の業務システム専用の安全な仮想スペースとして稼働させたりするなど、このセキュアなインフラを様々な形に工夫して横展開していきたいと考えています。
当社の運用チームは派遣社員の方も多いため、入れ替わりなどで人や役割が変わる中、各種システムへのアクセス環境をいかに迅速かつ安全に提供できるかが重要です。リモートPCアレイはその要求に応えてくれると期待しています」

システム構成図
お客様情報
| お客様名 | ソリトンシステムズ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区新宿 2-4-3 |
| 事業内容 | 設立以来、ソリトンシステムズはIT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心としたITセキュリティからサイバー対策まで、また、携帯電話回線4G、5GやWi-Fiを利用した高精細の映像伝送システム、遠隔運転、遠隔操作などに取り組んでいます。国産メーカーとして、オリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しています。 |
