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導入事例 - 東双不動産管理様

リモートワークに早期対応するため「Atrust mt182W」シンクライアントを全社員分導入

導入の背景

新型コロナウイルス蔓延によりBCP対策が必要急務となり、働き方改革を視野に入れたリモートワークが有効であると判断したが、世の中の感染状況や予算を考慮すると短期導入が可能かつ、各種要件を満たすシステムを選定する必要があった。

選定理由

・圧倒的な短納期
・端末本体の大手メーカーへのOEM供給実績
・適切でレスポンスの良いサポート体制

導入製品・サービス

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デジタル化の取り組みがコロナ禍で一気に加速

ロゴ 東双不動産管理(以下、東双不動産管理)は、1982年10月、東京電力福島第一原子力発電所内企業センターの、運営・管理並びに営繕をはじめとする事業を担う会社として設立されました。今日に至るまでには、東日本大震災および福島第一原子力発電所における事故に伴い事業の大半を喪失するという事態を経ておりますが、全社一丸となった事業の立て直しにより、震災前を上回る業容まで歩みを進めてくることができています。 今日手掛ける事業は、福島第一・第二原子力発電所の廃炉事業に係る施設の運営・管理のほか、土木・建築事業、廃炉事業に携わる方々の生活環境のサポート、地元不動産の仲介・売買、福島交流人口拡大に向けた旅行事業、双葉町産業交流センター内のレストラン事業など多岐に及んでいます。
東双不動産管理は、2020年の新型コロナウイルス蔓延により、事務所内クラスターが発生した場合への対応や、感染しても無症状であり、出社はできないが自宅で業務を進められる社員への対応など、BCP対策が必要急務となりました。また、働き方改革を視野に入れたリモートワークについても有効であると判断されたため、導入検討に入りました。しかし、世の中の感染状況や予算的な事を考慮すると早期に、しかも2021年度内の導入が理想であった事から、短期導入が可能かつ、各種要件を満たすシステムを選定する必要がありました。
導入への経緯を、東双不動産管理 企画総務部 企画総務担当 兼 施設管理部 施設管理担当 岡田 力 氏は次のように語ります。

「新型コロナウイルス第1波時は、オフィス内デスクトップPC一人一台のみの運用かつ、PCやデータの持ち出しも禁止だったため、リモートワークの手段がありませんでした。当社社員は東京電力の発電所にも出入りしていますので、そこにコロナウイルスが蔓延してしまえば発電所内にも波及してしまう恐れがあり、早急にリモートワーク環境の検討が必要でした。」

リモートワーク用端末に、従来の操作感のまま使用できる
Windows OSのノート型シンクライアントを検討

時間とコストが限られた中でリモートワークを導入する手段として、社内のデスクトップPCとノート型シンクライアントを1対1で繋ぐシステムを検討しました。そこで、導入するシンクライアントの要件として、次の項目が挙げられました。
  • 従来環境と操作感が近いWindows10 IoT
  • 性能と価格のバランス
  • 安定的に運用できる信頼性
  • キーボードの操作性
いずれの要件を満たす端末としてAtrust社の「Atrust mt182W」が候補に挙げられました。

端末選定には、アセンテックとAtrustのサポート体制が大きなポイントに

野村 好彦 氏
企画総務部副部長
野村 好彦 氏
「Atrust mt182W」は、14インチフルHD狭額縁ディスプレイを採用し、14インチサイズながら13インチクラスの筐体サイズを実現したモバイル型シンクライアント端末です。 今回「Atrust mt182W」を選定した理由として、東双不動産管理 企画総務部副部長 野村 好彦 氏は以下を語られています。

「さまざまな製品を検討しましたが、昨今の半導体不足の影響もあり、納期に3ヵ月以上を要するのが大半でした。短期での導入が必須であった今回、アセンテック様は端末在庫をストックしており、ほぼ即納で対応いただけました。また、貸し出し機での検証では、各種インストール、設定も問題なく、画面の大きさ、重量、さらにキーボードの操作性も良く、問題と感じられるものがありませんでした。また、大手メーカーへのOEM供給実績が端末本体の信頼性に繋がりました。」

さらに東双不動産管理では、「Atrust mt182W」の導入を決めたもうひとつの理由として、アセンテックとAtrust社の充実かつ適切なサポートも挙げています。アセンテックとAtrustへの評価について、岡田氏は次のように語ります。

「圧倒的な短納期と、検証段階でアセンテックとAtrustのレスポンスの良いサポートが導入の大きなポイントとなりました。検証段階での様々な疑問がスピーディに解決していける安心感は非常に大きかったです。」

こうして東双不動産管理では、「Atrust mt182W」を、リモートワーク用端末として全社員用に111台の導入を決定しました。
導入は2022年3月に無事完了し、コロナ対策等のリモートワークが開始されました。

「従来環境では、新型コロナウイルス感染疑いなどで、出社できず仕事も進まない状況が発生していましたが、無症状の状態であればリモートで仕事を進められるようになりました。また、地域特有の強風などにより年に何度か発生する電車の運休でも、右往左往する事なくリモートワークに切り替えるという選択肢が生まれました。長期連休中の突発的なトラブルが発生した場合の対応にも役立つと期待しています。リモートワーク中のローカル環境でのWeb会議も問題なく利用できています。」(野村氏)

さらなるリモートワークの発展形として「リモートPCアレイ」も検討

岡田 力 氏
企画総務部 企画総務担当 兼
施設管理部 施設管理担当
岡田 力 氏
「今回のシンクライアント導入で、基本的に全社員に配布としたので、従業員が増員され次第順次追加を検討しています。また、Windows OSのサポート切れなど、オフィス内PCの入替が必要な時期に来たら、運用管理の向上目的と社内デスクトップ兼リモートアクセス用環境として、アセンテックのリモートPCアレイも視野に入れて検討したいと思います。」(岡田氏)

お客様情報

お客様名 東双不動産管理株式会社
所在地 福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野556番地
仮本社 福島県双葉郡広野町大字下浅見川字広長44番地3 広野みらいオフィス6F
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