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導入事例 - システック沖縄様

140台の個人番号利用事務系PCをリモートPCアレイで集約。執務スペースの拡大とPC運用の効率化、コスト削減を実現。

導入の背景

コロナ禍以降、開発者のリモートワークの導入が必要となっていたが、開発用のPCはデスクトップ型を使用していた。そのため、社員の自宅に持ち込むのは現実的ではないと判断し、リモートアクセスソリューションの検討に至った。

選定理由

・アセンテックの迅速な対応
・納期が早く、希望所要数を確保できた
・コスト面でメリットが大きく、サポートも充実

導入効果

・BYOD実現による本体と端末コストの削減
・継続的なアップデートにより、リモートアクセスツールとしてのセキュリティ性担保
・サブスクリプション形式のため、効率的な運用

導入製品・サービス

カタログPDF


新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け
システム開発者のリモートワーク対応が必要に

ロゴ 沖縄県那覇市に本社を置くシステック沖縄は、独立系ソフトウェア開発会社として、1986年の創業以来、交通系や放送系、発電系などの社会インフラシステムや、企業向け業務システム、地方自治体向けシステムなどを手掛け、その顧客は沖縄県内にとどまらず、首都圏など県外にも広がっています。

島袋 清和 氏
常務取締役
研究開発部 部長
島袋 清和 氏
同社常務取締役 研究開発部長の島袋 清和氏は「もともと、取り扱うシステムの性格上、セキュリティには非常に配慮していましたが、顧客のセキュリティに対する意識はさらに高まっており、要求事項も年々厳しくなってきていると感じています。したがってセキュリティに対する取り組みは当社にとっても非常に重要であると認識しています」と語ります。

このような状況の中で迎えた2020年の新型コロナウイルス感染拡大は、同社社員の業務に対して大きな影響を与えます。「緊急事態宣言を受けて、当社でもリモートワークの導入が急務となりました。ところが、社員の大半は開発業務に携わっており、開発用のPCはデスクトップ型を使っていたので、開発用PCを社員の自宅に持ち込むのは現実的ではない状況でした」(島袋氏)

社内の開発用デスクトップPCをセキュアに使うために
USB型のリモートアクセスソリューション導入を選択

リモートワーク対応を一日でも早く実施する必要があることから、社員が自宅から社内の開発用PCにリモートアクセスすることで対応する方針が決まり、調査・検討を重ねた結果、USBブートタイプのリモートアクセスソリューションを導入する方向でソリューションの選定が始まったといいます。

同社で開発業務とともに社内のITインフラ整備を担当するシステム開発部 開発1課 グループ長の東江 伸之氏は「トータルで7社ほどの製品を比較検討しましたが、要件に合わないものを除いていくと、最終的にアセンテックの『Resalio Lynx』を含む4社ほどに絞り込みました」と語ります。

見積、評価機貸出、納期、全てにおいて対応が早かったアセンテック

絞り込んだ各社に見積、評価機貸出を依頼したところ、いずれも対応が一番早かったのはアセンテックだといいます。「他社では見積依頼に対する返答すらなかったところもありました。また評価機貸出の対応が遅いところもありました。このような緊急時においては、対応の早さが決め手となることもあります。その点において、アセンテックは対応が迅速で、非常に助かりました。業務が止まるかどうかの瀬戸際でしたから、1日でも早く対応いただけたことは大きかったです。結局、アセンテックからのみ評価機を借りることができました。」(東江氏)

一方で、所要数が確保できたのも大きなポイントだったといいます。「当時はIT機器全般で世界中の工場が停止した影響を受け始めており、納期が大幅に遅れるケースが多く見られました。実際に他社では必要数が確保できないという回答もありました」(東江氏)

コスト面でもメリットがありResalio Lynxの導入を決定

コスト面においても「Resalio Lynx」は他社と比較してメリットが大きかったといいます。「当時は1ユーザあたり年額で5,000円以下でしたので、月換算にして数百円で利用できる計算になります。他社では月額で4,000円程度のものもありました。今は少し値上げされましたが、それでもやはりコスト的なメリットは大きいと考えています」(東江氏)

評価機によるテスト運用で若干の課題が見つかったものの、サポートの支援で解決できたことから、同社ではResalio Lynxの導入を決定。最初の問合せから1ヶ月程度で導入、稼働を開始しました。

BYODでの利用に最適。継続的なアップデートでセキュリティも安心

東江 伸之 氏
システム開発部 開発1課
グループ長
東江 伸之 氏
コロナ禍における緊急対応ということもあり、同社では原則社員の個人PCをシンクライアントとして使う、いわゆるBYODで導入を進めました。「『Resalio Lynx』はUSBから専用OSを起動するので、クライアントPCにはなんの変更もなく使えることから、BYODでも特に問題なく導入することができました。本体のコストもさることながら、端末コストも抑えることができたので非常に助かりました」(東江氏)

また、継続的なアップデートについても評価しています。「OSの更新や新機能追加など、定期的にアップデートが行われるので、脆弱性が突かれやすいリモートアクセスツールとしての安心感があります。実際、コロナ禍でVPNの脆弱性をついた攻撃が増えていたので、継続的なアップデートは安心材料となっています」(東江氏)

アフターコロナで使い方は変化しつつも、継続的に活用

コロナ期間中には社員の約6割まで利用数を増やしたResalio Lynxですが、現在は3割程度の数で運用を行っています。「日頃からリモートワークを希望する社員が少ないこともあり、コロナ禍の時のような使い方は減っていますが、一方で県外への出張が多い社員の利用や、台風などで出社が難しい場合での利用が増えています。このようなライセンス数の変化があっても、購入品と違い、サブスクリプションのライセンス数を増減することで効率的なコスト運用ができるのもResalio Lynxのメリットだと感じています。今後もこのような形で利用を続けていきたいと考えています」(東江氏)
システム構成図
システム構成図

お客様情報

お客様名 システック沖縄
所在地 沖縄県那覇市泊3-15-5
事業概要 社会インフラ系システム、情報系システムの開発
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